『ブランデー』の買取情報をまとめました。
ブランデーは『焼いたワイン』というオランダ語が語源とも言われる、超有名な果実酒から作られた蒸留酒。
ブランデーのそれぞれの価値を知らずに買取査定が相場より、かなり安く売っている人もいます。
そこで、いざ、買取で損をしないように、ブランデーの種類やその魅力と買取相場をまとめてご紹介していきます。
ブランデーの買取相場
まずは、ブランデーとはどういうお酒なのか、各ボトルの魅力や買取相場をご紹介していきます。
ヘネシーの買取相場:600円~20万円
テレビドラマなどの影響で、一度は耳にしたことがあると思われる超有名ブランドのブランデー『ヘネシー』。
上品でエレガントな佇まいをしながらも、ブドウが持つフルーティーな香り・味わいが特徴的。
ヘネシーのボトルの格付けで、買取価格は大きく異なる
ヘネシーは少し特殊で、別名コニャックと呼ばれたり、「V.S.」「V.S.O.P..」「X.O.」といった等級が存在します。
- ヘネシーVS(熟成2年以上)…価格:0円~600円
- ヘネシーVSOP(熟成4年以上)…価格:1,000円~3,900円
- ヘネシーXO(熟成10年以上) …価格:1,500円~6,200円
- ヘネシーパラディー(熟成10年以上)…価格:15,000円~80,000円
- ヘネシー パラディ インペリアル(熟成10年以上)…価格:50,000円~130,000円
- リシャール ヘネシー(熟成10年以上)価格…90,000円~200,000円
等級以外にも高級なボトルが存在!
ヘネシーには等級が表記されたボトル以外にも、希少価値と買取価格が高いボトルがあります。
パラディ(買取相場:40,000円~70,000円)
リシャール(買取相場:200,000円~600,000円)
カミュの買取相場800円~10,000円
バブル景気の日本において、多く流通していたと言われるブランデーブランドの一つ『カミュ』。
カミュは優しい香り・味わいが特徴的。どのお酒・ドリンクとも相性が良く、カクテルにもよく用いられます。
例えば、上のイルドレファインアイランドのようにフルーティーな香り・味わいの中に、潮の香りがほどよく融合するタイプもあります。
一方、ミシェルロイヤルのように、非常に口当たりがまろやかで、まさに大人のブランデーという印象の強いボトルもあります。
カミュの買取価格ですが、ボトルによって価格はピンキリです。
ブランデー全体の等級を表す、
- V.S.シリーズ:800円~3,000円
- V.S.O.P.:3,000円~5,000円
となりますし、一方、そのほかのボトルに関しては、
- イルドレファインアイランド:1,500円~2,500円
- ナポレオン:1,500円~2,000円
- トラディション:60,000円~80,000円
- ミシェルロイヤル:50,000円~100,000円
- カラフェ:13,000円~21,000円
が大方の目安となっています。
マーテルの買取相場:5,000円~145,000円
イギリス海峡に位置するチャンネル諸島の中でも、一番大きいといわれる『ジャージー島』出身の商人、ロール・ド・ジャン・マーテル。
彼が貿易の手段として取り扱ったブランデーとして、イギリス・フランスを始め世界に広まった人気ブランドが、『マーテル』というブランデーブランドです。
ブランデーの原材料として用いられるブドウの名産地『ボルドリー農園』で採取されたブドウを使って造られています。
味わいは、バニラ・カラメルのような甘さと、オレンジピールの酸味・渋さが融合し、甘いけど爽やかで嫌みの無い香り・味わいが特徴的。
買取価格は、5,000円~145,000円が相場といわれています。
もちろん、他のブランド同様、マーテルの中にも多彩なボトルが存在し、そのボトルによって、買取価格はピンキリです。
例えば、
- マーテル・コルドンブルーエクストラオールド:5000円~8000円
- マーテル コルドンブルーバカラボトル:70000円~80000円
- ロール・ド・マーテル:59000円~61000円
- ロール・ド・ジャンマーテル:14万円~14万5000円
といったように、ボトルによって価格の違いが激しいです。
クルボアジェの買取相場:1000円~16万円
かの皇帝ナポレオンも愛したと言われる200年以上の歴史を持つブランデー・クルボアジエ。
当時にフランス・ベルシー市長だったルイ・ギャロワ氏が、商人・エマニュエル・クルボアジェ氏をバックアップして、造られたブランデー。
そんな箔のあるブランデー・クルボアジェですが、基本的な香り・味わいとしては、ブドウを中心としたフルーティーで爽やかな香り・味わいが特徴的。
何より、原材料の中心となるブドウに対するこだわりは強く、「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリ」「ファン・ボア」で採取された極上のブドウしか使われていません。
それぞれのブドウを原材料として用いた4つの原酒をそれぞれブレンドし、クルボアジェは誕生しています。そのため若い(または低い等級)のボトルだとフルーティーで爽やかな香り、古い(または高い等級)のボトルは重みを感じられます。
クルボアジェの買取価格ですが、
- クルボアジェX.O.インペリアル:1,000円
- クルボアジェエッセンスバカラ:90,000円
- クルボアジェサクセション:16万円
といった感じで、希少性の高いボトルや、高級グラスブランド『バカラ』とコラボされたボトルのみ高騰しています。
比較的入手しやすいブランデーであるとも言えますよね。
ハインの買取相場:2,000円 〜 400,000円
今から約250年も前、イギリス人のトーマス・ハイン氏によって造られたブランデー『ハイン』。
かつてはエリザベスII世にイギリス皇室御用達と認められたブランドボトルで、その品格にふさわしく、原材料にかなりのこだわりを持っているブランデーです。中でもこだわっているのは原材料のブドウ!
イギリスでは、ブランデーを造るためのブドウ畑を、6段階で格付けしているのですが、その中でもトップ2に格付けされた『グランド・シャンパーニュ』『プティット・シャンパーニュ』の畑で採取されたブドウのみを使って造られています。
それゆえ香り・味わいも実に上品。たばこのような刺激的な香りも加わり、少し異なる装いです。
買取価格ですが、2,000円~400,000円が相場とされています。
もちろん、この相場額は一つのボトルに対してのものではなく、全体的な目安としての相場額に過ぎません。
もう少し掘り下げていうと、
- ハインナポレオン:2000円~3000円
- ハインX.O.:5000円~6000円
- ハインマリアージュ:7万円~10万円
- トーマスハインバカラ:30万円~40万円
といった感じになります。
バカラとのコラボレーションしたブランデーはかなり高額になる傾向です。
レミーマルタンの買取相場:500円~300,000円
シンボルマーク『ケンタウロス』が象徴するように、自然と人とが調和された印象の強いブランデー『レミーマルタン』。
「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」の2つの農園で採取されたブドウのみを使い造られたレミーマルタンは、バニラやヘーゼルナッツの甘み・香ばしさが広がる、奥行きの広い香り・味わいが特徴。
そんなレミーマルタンの買取価格ですがボトルごとに大きくことなり500円~300,000円と幅広いです。
例えば、
- V.S.O.P.現行ラベル:500円~1000円
- X.O.エクセレンス:2000円~4000円
- セントーエクストラグリーンボトル:12000円~14000円
- レミーマルタン250周年記念ボトル:44000円~45000円
- ルイ13世観音開き(現行品):15万円~16万円
- レミーマルタン ルイ13世:16万円~17万円
- ルイ13世タイム・コレクション・オリジン1874:25万円~30万円
など、実にピンキリなのがはっきり出ていますね。
ビンテージや特別なコラボのボトルは超高騰しやすい!
それだけ、ビンテージや特別にコラボされているボトルは価値が高く、手に入れるのは奇跡さえいえる高級ブランデーなのです。
ただ、V.S.O.P.現行ラベルであれば、3,000円台で販売されているので、レミーマルタンの味を知ってみたい人でも、体感することは可能です。
ブランデーは、ボトルによる買取価格の差が出やすいお酒
以上が、主なブランデーの各ブランドの魅力や買取相場となっています。
ここまでご紹介してきた通り、同じブランドのブランデーでも、ボトルによって買取価格の差は如実に表れています。
特にレミーマルタンは、はっきり出ているので、自宅に眠っているボトルの銘柄はもちろん種類(ラベル)についてもしっかり把握する必要があります。
ぜひ、一度ラベルなどをしっかり確認してから、買取店に買取相談をしてみてくださいね。
ブランデーが高くなっている理由
理由1:原材料へのこだわりが凄いから
レミーマルタンをはじめとする一部のブランドボトルは、原材料であるブドウへのこだわりが半端ありません。
厳選された一部のブドウ畑で採取された最高級のブドウのみを使って造られているので、自ずと販売価格が高くなっています。
当然、なかなか入手しづらく、買取価格も高まっています。もし、買取価格が高額なブランデーが自宅に眠っていた場合は、超お宝品として化ける可能性がありますので、一度、買取査定してもらうことをおすすめします。
理由2:海外(特に中国をはじめとするアジア)での需要が上がっているから
ブランデーは、フランスを中心とした海外産ブランドのお酒です。
中国の富裕層とアラブの富裕層が、投資のために買う人が増えています。
「爆買い」と言われてた中国人観光客のイメージもあると思います。現在は直接、中国に卸す業者も増え買取市場での価値が跳ね上がり、価格が高騰しているのです。
もし売却するなら今が高く売れるチャンスです。
理由3:高級志向のマニアを魅了し続けているから
どんなアイテムにおいても、マニアは、希少価値や高級志向の付加価値に心を魅了され、『どうしても手に入れたい』と考える傾向にあります。
また、高級ブランドとしてのブランデーを手に入れることで、自身がリッチで優雅な気持ちに浸ることも出来ます。
殿上人ではありませんが、他者との差別化を図り、『自身が偉いんだ』という自負を追いかけようとする気持ちが、さらなる買取価格の高騰を生みました。
実際に、先程ご紹介した中国での買取価格の高騰は、まさに、この高級志向のマニアたちがブランデーを買い求めた結果なのです。
ブランド力&高級志向は、ブランデーならではの特徴
- ブランド力の高さ故の高級志向の向上
- マニアたちの心を揺さぶる高い魅力・希少性・付加価値
これらの要素がさらなる高騰を生み、一部のボトルは超高額で買取りされているというわけ。
単純に希少性の部分だけなら、将来の高騰も見込めますが、高級志向のマニアたちの動向も考えると、今後、価格がどう変動するかは不透明…
世界経済の大暴落と共に、今後、価格が下落する可能性も…
リーマンショックや世界恐慌のような経済の大暴落が勃発した場合、一気に買取価格が下落する可能性も…
なので、今のうちに、しっかり高価買取してもらいましょうね。
高級志向のマニアを魅了する原材料のこだわり、ブランド力の高さ故の高騰!
以上が、3つの買取価格の高騰理由です。
ブランデーが、何故、高級なお酒と言われているのか…
「原材料へのこだわり」「バカラなどとのコラボといったような、希少性の高い魅力」などがハートを掴み、ファンを増やしています。ただし、明らかな原酒不足で値段が上がっているウイスキーと違って世界の経済動向によって、買取価格が左右される可能性も十分あります。
それだけに、今のうちに自宅に眠っているブランデーを、優良買取店で高価買取してもらいましょうね。
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